昨日（2018年1月27日）、
コインチェックがハッキングされて、
580億円相当のXEMが盗まれた、
と言うニュースのことを書きました。
この補償について、
コインチェック側は記者会見にて
「対応を検討する」
とだけ回答していました。
それからたったの１日で
コインチェックは
被害者への全額円による補償を
決定したのでした。
今回は
この件に見える
仮想通貨ビジネスのケタ違いの利益
について考察してみましたのでご覧ください。
目次
１．460億円の補償を１日で決断
XEMが盗まれた時点では、
その総額は580億円でした。
しかしながら、
コインチェックは
被害者に対して
1XEM=88.549円で換算して、
円で補償する、と言う方針を示したのです。
その総額は、460億円。
580億円よりは減っていますが、
それでも大きな金額です。
これほどの金額を支払えるほど
コインチェックは資金を持っている、
と言うことですね。
２．コインチェックにとっての460億円とは
ここで、コインチェックにとって460億円とは
売上に対して、どの程度の規模か考察してみました。
コインチェックにとって、
売上の大元は、
仮想通貨売買の手数料です。
そのパーセンテージは、
ビットコインで1.5~2%、
その他の通貨で3.5%以上と言われています。
（常に変動する）
ですから、
コインチェックでの月々の取引高が
わかれば、月々の売上も想像できると
思うのです。
ですが、そのデータが見当たらない。。。
わかったのは、
月々のビットコインの取引高のみでした。
直近３ヶ月の
コインチェックにおけるビットコインの
取引高は、
2017年10月：約1兆円
2017年11月：約2兆円
2017年12月：約3兆円
このくらいの規模で推移しています。
ビットコインの取引手数料は
他社との競争で無料にしているので、
この取引からはあまり売り上げは上がっていない
と予想しました。
なんとか
イーサリアムやリップルの
取引量を知りたかったのですが、
良いデータはなく。。。
「ざっくり
他の通貨全部合わせてビットコインと
おんなじくらいの取引高だったら。」
と言う仮定をしてみました(^_^;)
他の仮想通貨12種類の取引高の合計が
月に３兆円相当だとすると、
その手数料から得られる売上は、、、
約1000億円！！
僕の試算では約1000億円の
売上が2017年の12月はあったと
考えられるので、
その半分程度である460億円を
補償に使うことができたのも
納得できたのです。
月の売上が1000億円か―
毎日33億円売上が上がる
ビジネスなんですねー(・。・;
スゴイ・・・
３．コインチェックの未来は明るいのか
売上高としては、とてつもない額があるようです。
今回の補償の件で、評価を上げる人も多く、
コインチェックを応援する人も増えました。
それはいいのですが、
コインチェックには資金や
ハッカーからの攻撃の他に
不安要素があります。
それは、金融庁に登録の許可が
下りていないことです。
登録のための審査の状況は
昨年11月の時点で「最終段階」
と発表されていました。
金融庁がコインチェックを
仮想通貨交換業者として認めない
理由がなぞです。
そんな状況で
コインチェックから不正に顧客の資金が
流出してしまった、
と言うことですので、
金融庁としては、審査にますます
慎重にならざるを得ないと思います。
最終的に仮想通貨交換業者として
認められなければ、
少なくとも日本での営業は出来なくなって
しまうのです。
４．まとめ
以上、今回は
コインチェックがXEMの不正流出に
対する補償で460億円の補てんを
一日で決断したことから、
コインチェックの売上高など
考察してみましたが、いかがだったでしょうか？
460億円の支払いが一日で決定できるなんて、
ほんとかよ！
と驚く方も多いと思いますが、
彼らの売上高からすれば
十分可能な額だったと言うことでしょう。
後は、金融庁登録が進むかどうかが、
彼らが生き残るカギかと思います。
仮想通貨投資家として
利用する取引所の見極め、分散も
していく必要がありますね！
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